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糖尿病と歯周病について

 糖尿病だから歯周病が悪化するのか?歯周病の悪化が糖尿病の悪化に関係するのか?かねてからの疑問でした。先週末に地域医療に貢献されている糖尿病専門医のお話を伺い非常に解りやすく勉強になりました。糖尿病と歯周治療の重要性を紹介させて頂きます。
 糖尿病とは、全身の細胞の栄養素である糖を血液が運んでいますが、この血液中の糖が細胞内に取り込まれず血液中に過剰に残った状態を糖尿病といいます。血液中の糖を細胞内に摂り込むために必要なものがインスリンです。しかし、このインスリンがあっても細胞膜に原因があって細胞が糖を摂り込まないことがあります。これをインスリン抵抗性と言います。このインスリン抵抗性を高める原因の1つが炎症です。歯周炎(病)があるとインスリン抵抗性が高くなり、血液中の糖を細胞が摂り込まなくなり、細胞が飢餓状態に陥ります。また、歯周炎による味覚障害などにより塩分摂取量が増え糖尿病の悪化などにつながります。更に糖尿病の悪化により、歯周組織のうっ血、免疫力低下、神経障害による唾液分泌の減少などが生じ歯周炎が悪化します。糖尿病と歯周炎は相互に悪化の原因になっています。Ⅱ型糖尿病の患者さんでは、歯周炎の治療をすることによりHbA1cの値を0.4%抑制することができるそうです。糖尿病薬でHbA1cは0.4~1.0%減少するそうです。このことから日頃からの歯周炎治療と定期的な検診が糖尿病の改善にも役立つことが言えるでしょう。

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